人と風を導く土間のある空間
土間のある2世帯平屋の住まい
玄関ドアを開けると広々とした土間が目の前に広がり、風が流れるのを感じることが出来、親世帯・子世帯の間に適度な距離を保ってくれ、雨の日にはご近所さんと腰かける団欒の場となってくれる……様々な恩恵を住む人にもたらしてくれる土間を中心に、木の香りに包まれた快適な生活が今始まります。
Gallery
建築の背景
自然素材の家づくり
もともと自然素材を家づくりにご興味をお持ちだったお施主様。見学会に何度も足を運んでいただき、無垢材の床や建具、珪藻土の壁などを実際に見て、触れて、感じていただき、弊社の家づくりに慣れ親しんだ上で、パートナーとしてお選びいただきました。
最大の特徴は土間スペース
この建物の最大の特徴である土間スペース。お施主様がプランニングに際して、生活スタイルやサイクル、住み始めてからやりたいことなど、最大限に、本音でお答えいただいたからこそ、思い切ったご提案をさせていただくことが出来ました。
何気ない日常を楽しむ
近所のご友人たちと、晴れの日は縁側をイメージしたウッドデッキで、雨の日は土間の小上りに腰かけておしゃべりを楽しむ、特別なことではなく、何気ない日常の行動を楽しむことを主眼に置いてプランニングを行っています。
両世帯が気を使わずにすむ適度な距離感
2世帯住宅で日によっては帰宅時間が深夜や早朝になってしまうこともあるお施主様。帰宅の際にご両親を起こしてしまったり、お互いに気を使わなくて良いように、適度な距離を設けるため、敢えて土間で両世帯を分けて配置しています。
親子揃っての家づくりの始まり
親子揃って、電気作業、DIY、お庭のお手入れなど何でも自分で出来てしまうお施主様ご家族。お引き渡しを終え、敷地の整備と家庭菜園での野菜作りなど楽しみにしていたことが始まります。
こだわりのポイント
建物南側にある玄関ドアを開けると、建物北側の勝手口まで続く土間が広がります。人の移動はもちろん、涼し気な風が抜け、ハンモックを設置してお昼寝を楽しみたくなる……そんな空間が広がっています。
リビングと和室の掃き出し窓には濡れ縁をイメージしたウッドデッキを設け、訪れたご友人とお茶を飲みながらおしゃべりや、日向ぼっこを楽しむことができます。
北側隣地で営む家庭菜園で収穫した野菜を洗い、保管し、更に料理するという一連の流れを想定し、勝手口横に外部シンクを、勝手口からキッチンに向けた土間に野菜室を設けています。野菜室は余裕のある広さを確保しており、パントリーとしての機能も果たします。
お施主様ご自身が見つけて来られたボウルを設置した手洗いカウンターを設けたトイレ。通常よりも広めの設定で将来車椅子を使うことになっても対応できるようにしています。