オールアース住宅とは?

誰もが毎日毎日たくさん使う電気、その電気の副作物が電磁波です。
現代の住まいは電気が溢れ、家電製品ばかりでなく、建物そのものから電磁波が発生しています。
私達の生活になくてはならない電気を、その副作用である電磁波の影響を受けずに、賢く上手に利用するための方法がオールアース住宅です。

オールアース生活はじめました。作・小林貴恵

どれくらいの電磁波が出ているの?

「廊下や玄関もお洒落なダウンライトにして、ダイニングやリビングも主照明の他にダウンライトをつけて落ち着いた雰囲気も演出したい」
「ここにも照明があった方が便利だな、スイッチも2、3箇所欲しいな」
「たくさんの家電製品用にコンセントもあちこちにあった方が便利だし」etc…

30年前と比較すると…
■コンセント数 … 16箇所 → 48箇所に
■照明の数 … 16箇所 → 42箇所に
■分電盤の回路数 … 6回路 → 23回路に

結果的に…
■屋内配線の数量 … 150m → 950mに

機能的で便利になればなるほど、照明やコンセントに供給される屋内配線も増えてきます。今のお家はなんと1軒で平均950m近くもの配線が入っています。ほぼ1kmです。家電製品の電源コードと同じものが床下や壁の中に1km近くも入っているのです。

事例1:千葉県F邸 946m、事例2:千葉県W邸 871m

布団を敷く床のすぐ下、ベッドや勉強机を配置する壁のすぐ内側。ありとあらゆるところに配線が入り、床、壁から家電製品と同じくらいの電磁波が発生しています。

オールアースポイント1

一般的な住宅の床、壁からの電磁波を測ってみると…



  • 184V/m


  • 196V/m


  • 320V/m


  • 270V/m

安全な基準ってあるの?

国内の電磁波ガイドラインは送電線を基準としたものとなっており、家庭内の電気製品等については対象としておりません。しかし、環境先進国スウェーデンでは家電製品から発生するパソコンの電磁波を規制したガイドラインがあり、オールアース住宅はこのガイドラインを基に、住まいのセーフティーガイドラインを設けています。25V/m以下(スウェーデンMPR-Ⅱ 1990年制定)。

オリジナルの導電性繊維を床、壁の内部に施工し、アースをすることで屋内配線から発生する電磁波をシャットアウトします。

床はフローリングや畳の下、壁はボードを貼る前にシートを施工していきますので、竣工後は見えなくなり、美観を損なうこともありません。

どれだけ効果があるの?

シートを施工箇所した箇所は、ガイドラインである25V/m以下に低減します。

床


320V/m
アース処理後
5V/m

壁


270V/m
アース処理後
8V/m

オールアースポイント2

家電製品の電磁波も測ってみると…

■家電製品の電磁波発生状況 ※単位:V/m(ボルト・パー・メーター)


  • デスクトップパソコン
    350V/m

  • ノートパソコン
    700V/m

  • 冷蔵庫
    500V/m

  • 電子レンジ
    240V/m

※代表的な家電製品の平均的な数値です。数値は製品によって異なります。

安全に家電製品を使うにはどうしたらいいの?

電磁波の影響を受けず、安全に家電製品を使用するには床や壁と同様にアースが有効です。
電子レンジや冷蔵庫、洗濯機は感電防止のためアースをとっていますよね?
実はあのアースが電磁波も抑制してくれるんです。

直接触れて使用するパソコンは必ずアースをしましょう!


アースターミナル付
アースコンセント

デスクトップパソコンは電源プラグが必ず3極(1極がアース)になっています。アースがとれるように各部屋に一つはアースコンセントを設置しましょう。

ノートパソコンはアース線のついていない製品がほとんどですが、アースターミナル付アースコンセントを設置することで、アースをすることができます。

例)ノートパソコンのアースの接続方法
アースターミナル付アースコンセントのアース端子と、ノートパソコンの金属部分を銅線でつなぐだけです。


700V/m
アース処理

アース処理後
1V/m

筺体(きょうたい)と言われる金物で覆われている家電製品は金属部分にアース線を接続することでアースできます。
電気毛布やホットカーペットなど本体が繊維でできているものはアースできません。

オールアースポイント3

電気式床暖房(ヒーター線、面状発熱体)はアースでは対策のとれない種類の電磁波が発生します。床暖房は電磁波が発生しない温水式か土壌蓄熱式を選択しましょう!

※土壌蓄熱式は電磁波は発生していますが、発生源から床面までの距離がとれるため、室内での影響はほとんどありません。

オールアースポイント4

分電盤からの配線も重要です!!

床暖房同様、アースをしても対策のとれない種類の電磁波の発生源がもう一つあります。
それは、家中の電気が流れる電気の引込から分電盤までの幹線と言われる太い配線です。
※幹線からの電磁波はオールアースのシートを施工しても抑制できません。

幹線が寝室や子供部屋など長時間過ごす居室の床下を通らないように配慮しましょう!

人間は手や足の指先まで、また体内のあらゆる器官・組織に至るまで、小さな小さな電気信号(生体電流)によって活動しています。
この小さな小さな電気は、100Vの大きな電気の負荷を受けることによって、生体バランスを崩し、アレルギーを引き起こしたり、自律神経系への影響等が懸念されます。

人は寝ている間に病気を治し、体力を回復させ、成長します。質の良い睡眠をとり、明日への十分な活力を養うには、特に寝室や子供部屋の電磁波環境を整えることはとても大切です。

これから何十年とお住まいになる住まいにおいて、毎日の積み重ねが大きな差となることでしょう。

私たちは、オールアース住宅技術を習得し、電磁波測定士も在籍している、お客様にオールアース住宅をご提案することができるオールアース住宅オフィシャルパートナーです。

吉安建設では、オールアース住宅が開発した導電性スパンボンドを活用し住宅の電磁波対策に取り組んでいます。
導電性スパンボンドを人が長時間滞在するお部屋の床や壁に施工し、そのシートをアースすることで電気配線から発生する電場を逃がします。

家中には貼りません!! 寝室や子供部屋、キッチン、リビングなど長時間滞在するお部屋に施工します。屋内配線と床や壁の間にシートを施工して地中にアースするので、居住空間に電場が届きません。電場による影響を心配しなくてよい本当に安心して暮らせる家になります。

オールアース住宅は新築・リフォームのタイミングでしか導入できません! 詳しい説明をお聞きになられたい方は担当者までお問合わせください。